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既婚40代女性CAのモーニングルーティン
2025.09.24私は、管理職として大手航空会社に勤務するCA です。2年前に管理職に昇進しましたが、人生の中で人を指導するという経験をしてこなかったため、部下の育成や管理の方法が分からず悩んでいました。そんな時に、SNSを通じてカドルを知り、そこで出会った食品メーカーに勤務するKさんとの出会いをきっかけに、少しずつ管理職としてのやりがいを見つけ、自分に自信が持てるようになっていく様子を自分の視点でご紹介します。子育てが落ち着いたことで今まで以上に仕事に打ち込んでいる既婚40代女性のリアルを是非感じてください。
はじめに
私は今年42歳になるCAです。私の家族構成を簡単に説明すると、保険会社に勤めている3つ年上の旦那、子どもは17歳の長女と15歳の次女がいます。旦那とは、世間一般的にいうとデキ婚で、私が25歳の時に長女を出産しました。結婚と出産がほとんど同じタイミングであったため、旦那との2人の時間は昔からあまりなく、子ども中心の生活を送ってきました。その2年後には次女を出産し、家庭での旦那は子どもが大きくなるにつれて、男一人ということもあり、肩身が狭そうな感じで、無口な父親になってしまいました。現在は、子どもたちも高校2年と中学3年と大きくなってきて、子育ても概ね落ち着いてきました。休みの日には、子どもたちとおしゃれしてデパートに買い物に行くことが私の唯一の楽しみとなっています。これからは、子どもに手がかからなくなってきた分、より一層仕事に打ち込めると思っています。
仕事では2年前からチーフパーサーとして、チームをまとめて管理する役割を担うようになりました。CAとして経験を積み、私にも部下ができ、指導する立場になったことで、より一層気を引き締めて業務に取り組むようになりました。
順風満帆な生活を送っているように見えますが、こんな私にも悩みがあります。それは、仕事でチーフパーサーとしてきちんと部下の育成ができているのかということです。私がCAになった頃は、先輩CAに厳しく指導され、怒られないように必死に努力してきた経験がありました。しかし、昨今ではパワハラなどのコンプライアンスが厳しくなってきた中で、部下に対してむやみやたらにきつく指導できないことや、私自身今までの人生の中で指導する立場を経験したことがなかったため、どのように指導すればいいか分からず毎日悩んでいました。
ある仕事が休みの日、家で家事を終わらせてソファーでスマホを触りながらのんびりしていた時、SNSを見ているとあるインフルエンサーが紹介していたカドルというサービスが目に止まりました。口コミを見てみると、既婚者同士の家庭や仕事の悩みを共有・共感し合い、気持ちが楽になったなどといった声が多く寄せられていました。「私も仕事の悩みを相談して気持ちを楽にしたい!」と思い、カドルを登録してみることにしました。そこで管理職として食品メーカーに勤めているKさんと出会い、部下をまとめる立場の方からの実際の声を聞き、自身の仕事に取り入れることで少しずつ部下を育成できている実感が持てるようになりました。Kさんからもらったアドバイスのおかげで、自身の考えではなく、部下の立場の立った指導を行えるようになったと感じています。本記事では、そんな私が仕事に行く前に欠かさずに行うモーニングルーティンを自分の視点でリアルにご紹介します。
3:55 起床
アラームの音が鳴る前に目が覚め、目を細めながらスマホを確認するとアラームを設定していた時刻のちょうど5分前。CAに就職して20年にもなると、体内時計がこの時間に設定されており、習慣づけることの大切さを感じている。今までは4時起床だったが、チーフパーサーに昇進してからは30分早く起きて、30分早く出勤するようになった。起きる時間が早くなってもちゃんとアラームがなる前に目が覚め、私の体内時計は優秀だと毎朝感心している。そして私は、旦那や子どもたちを起こさないように、そーっと起き上がり準備に取り掛かる。まずは顔を洗って歯磨きをし、その後口紅以外のメイクを終わらせて朝ごはんを食べる。我が家の朝ごはんは前日の夜にサンドウィッチを作っておくか、朝に食パンをトースターで焼いてハチミツやジャムを塗って食べるかのパンでの構成がメインである。たまにご褒美として旦那が近所のパン屋さんで買ってきたパンを食べることもある。本当にたまにしかないからこそ、その日を楽しみに思っている。ご褒美の日には夕飯をちょっと豪華にすることで、旦那へのお礼兼愛情を伝えてるように意識している。そして、全ての準備を終えると、私のもう一つの出勤前のルーティンに取り掛かる。
4:30 健康管理を徹底するための秘訣
全ての準備を終えたあと、私は床にマットを敷いて、心身を整えるヨガを行う。CAにとって体調管理は非常に重要であり、さらには多くの乗客に見られる職業でもあるため、心身を整えるためにYoutubeを見ながら30分ヨガを行うようにしている。これは、先輩CAに教わったことだが、ヨガを行うことで体幹を強化し、姿勢が良くなること、むくみ解消や体内のデトックス効果など、身体的に良い影響があるそうだ。また、精神的にも良い影響があり、ストレス軽減やリラックス効果、集中力の向上など、チーフパーサー職になった私にぴったりだと考え、2年前から私の趣味として行うようにしている。そのおかげもあってか、以前より体調を崩すことが激減し、仕事を終えるまで集中力が持続しているような気がする。ヨガを行っていることが理由かは定かではないが…しかし、先輩CAに教えてもらい、新たな趣味を見つけたことで身体の体調まで良くなったことに感謝し、ヨガを終えると家族に「行ってきます」と呟き、私は空港へと向かうのであった。
5:10 毎朝の通勤時に行う定番行動
家を出るとまだ空は暗い。そんな中、私は街灯に照らされながら、最寄り駅まで徒歩で向かう。毎朝同じ時刻の電車に乗るため、駅に着くとすぐに電車が到着する。始発電車のため車内はガラガラで毎朝座れることがありがたい。そんなことを考えながら、私はカバンからスマホを取り出し、カドルで出会ったKさんにメッセージを送ることが通勤時のルーティンになっている。
Kさんと出会ったのは、3年前のこと。私がSNSをきっかけにカドルを初めて、一番にマッチングしたのがKさんだった。Kさんは食品メーカーの管理職として勤務しており、共通の趣味である料理の話から、すっかり意気投合し仲良くなった。出会った当初、Kさんは管理職になりたてで、部下の育成や管理が難しいという悩みを持っていた。職場や家庭、友人には弱い自分を見せたくないということから、カドルを始めたそうだ。私はその時まだ管理職ではなく、的確なアドバイスはしてあげられず、ただ話を聞いてあげることしかできなかったが、それでも誰かに話したことで心に少し余裕が持てたと感謝してくれた。それ以来お互いの家庭や仕事の悩みを相談し合う仲になった。今では私が管理職として部下の育成や管理で悩んでいるため、Kさんに悩みを聞いてもらっている。Kさんから言われて印象に残っていることは、「部下を自分の子どものように接してみるといいよ」という言葉だ。最初は何を言っているのか分からなかったが、この言葉の本質を良く考えてみた結果、そういうことかと私は納得した。自分の子どもに対して怒ることはもちろんある。しかし感情的にならずにダメだったことを本人に考えさせ、そこが改善できた時にはたくさん褒めてあげるという指導方法だ。これを実践して少しずつ効果が現れたと実感した時がある。それは自分が指摘せずとも、本人が自ら考え主体的に行動を変えてくれたことだ。部下を怒るのは、自分も精神的にストレスになり、嫌な気持ちにもなるため、なるべく怒らなくていいように指導していくことの大切さをKさんから教えてもらった。管理職の先輩であり、仕事だけでなく家庭の相談もできるKさんに出会わせてくれたカドルに感謝しながらスマホをしまい、私は電車へ降り、気持ちを引き締め直した。
6:00 業務開始
私は空港に到着すると、いつも大きく深呼吸をする。そうすることで、リラックスし仕事への集中力を高めている。チーフパーサーになって感じることは、責任が今まで以上に重くなり、そのため変な緊張感が生まれている。その緊張感からチーフパーサーにも関わらず、いつも通りのパフォーマンスを発揮できない時期があった。そのことをKさんに相談したところ、教えてもらったのが深呼吸だ。学生時代のテスト前や、部活の大会前にはしてきたことだが、社会人になってからは意識的に深呼吸をしてこなかった。しかし、Kさんに言われてから実践するようになり、確かに良い緊張感を保ちつつ、集中して業務に取り組めているような気がしており、それ以来毎日欠かさず行うルーティンとなっている。そして従業員入口の扉を開けると、本日も一日の業務がスタートする。
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聖(ひじり)



